自受法楽の境涯を求めて

　　


　　「ケアーハウスに行っていたお友達ね・・やっぱり　そこは合わないのよね
　　　それで　はなことば前橋　に移ったんだって・・・
　　　娘さんから連絡があったのよ」


　　「場所は調べておいてやるから・・時間を作って　すぐ行くことになるね」


　　「あの人は私と同じでね・・医者が大丈夫と言っても
　　　何か悪いところがあるはずだ　とか　そんなわけはない　とか言う人なのよ」


　　「そういう業というか性格をもっているんだね・・・
　　　自我が強くて・・人の言うことが　なかなか素直に聞けないんだね・・・」


　　「今日は素直に富岡総合に来ているでしょう・・・
　　　皮膚科で３時から診てくれるんだって・・・
　　　毎年　汗をかく時期になると　カユカユができるのよ・・・」


　　「まだ３時まで時間があるね・・・
　　　ここは風がきて涼しいんだよ・・・花壇に花が一杯だし吾妻やが
　　　二つもあるだろう・・・」


　　「北の西口の前に　こんな休む所があるなんて・・
　　　全然気が付かなかった」