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Posted by 株式会社 群馬webコミュニケーション at

2011年09月29日

一時の幸せ

  


  「芋とシシトウとインゲン、お友達のところに寄って貰ってきたわよ。
   ご主人から電話があってね、持って行くと言うから・・なるべく早く寄るように
   するから、置いといて と言っておいたの。
 
   抗がん剤を止めたので吐き気がおさまって、奥さんと一緒に野球を見に行っている
   のね。温泉もしょっちゅう行ってるって。
   いいじゃーないの仲好く温泉に行けるようになったんだから・・ドンドン行きな!
   て、言っといたわ。

   ご主人にも、奥さんに感謝しなければ駄目よ と話したら
   わかっているよ! て口では言うけれどね・・・?」


  「仲好くなれて良かったたね・・旦那一人では心配なので、嫌いな野球まで
   ついて行くんだから、奥さんは、えらいね」


  「これも、一時の幸せね。
   一寸のことで つまずいて、また壊れてしまうでしょう。
   これを何回も繰り返してきたのよね、奥さんも今までずいぶん我慢してきた
   のね、何回別れようと思ったかもしれないって」


  「自分の心が、どういう時に幸せを感じるかを知らないからな」


  「あなた、帰ったら、その心教えてね」  

Posted by きんちゃん at 20:13Comments(0)夫婦の会話

2011年09月26日

10代の時の思いで

  


   西の方に大きい雲が湧いては流れてくる。頂上の岩肌あたりを通りながら
   だんだん薄くなり消えて行く。


  「あなた、ここで遭難しそうになったのは、10代の時よね」


  「もう50年以上前の話しだね。
   あの時は、星明りを頼りに夢中で沢を下りたね。途中沢に水が出て来て歩くのが
   困難になったので、川を上がり、やっと村の明かりが見える獣道に出られた時は
   なんとも言えない安堵の気持ちになったね」


  「広い道路に出てからも、ただひたすら砂利道を歩いていたわよ。
   あの時は、手を繋がなかったわね。恥ずかしいから・・
   岩を下りる時は、しかたがない、手を引っ張ったり、お尻を押されたり
   足を支えたり体中さわったけど・・・」


  「夜道を松井田駅まで歩いたんだね。
   若かったんだね。 遠いとも思わないし、早く家に帰ろうとも思わなかった」


  「そうよね、あなたと歩いているだけで、体が熱くなってくるんだもね・・
   それが今でも続いているんだから・・・腐り縁ね」


  「幸せなんだから腐り縁と言うことはないだろう・・」


  「そうね・・あの時の幸せを今と比べたら・・桁違いね。
   だって、若い時のアツアツよりも今の方が、ずーっと幸せだものね
   幸せの質が違うのよ、きっと。
   年を取るにしたがって愛情は深くなってくるし、人の幸せも祈れるように
   なってくる。それから世間とのかかわりも広くなってきて報恩感謝の心も

   備わってくるから、当然、幸せな生活になってくるのね」


  「生きていく目的が解って来たからだろうね・・
   まだまだ、これからだけどね!」


  「あなた、風が寒いぐらいね・・・」

     

Posted by きんちゃん at 20:10Comments(0)ハイキング

2011年09月22日

台風一過青い空



  


  


   体が硬くなると藤岡の接骨院に行って、ほぐして貰ってくる。

   私の場合、首筋と肩が硬くなると体全体の調子が悪くなるようだ。

   朝みんなの体操をやるようになってから、調子が良いのでストレッチもしたい

   けど、なかなか時間がとれないです。

   時々主人に連れられて愛情散歩をするぐらい。

   主人の方は、毎日体操、筋肉ずくり、ウオーキングとよくやっているので

   健康そのもの。

   女は食事を作り洗濯、掃除と雑用も多いので、新聞を見る間もないです。

   医者の帰り、デイサービスに行っている先輩のところに寄って、いろいろ

   話し相手になってくる。

   展示の書道も時間が迫っているので早く帰って来る。  

Posted by きんちゃん at 21:07Comments(0)健康管理

2011年09月21日

雨の彼岸花


  


   墓所にお塔婆を立てて先祖の追善回向をしてきました。

   帰りは、何時も寄るのですが、上長瀞駅の前を通って県立自然博物館に向かう


   途中に、川にそって彼岸花を養成している場所があります。


  「あなた、雨が降っているから一人で様子見てきて・・」


  「今、一番いいとこだね・・蕾が少し混じっていて。
   立ち入り禁止の看板がたっているよ」


  「咲いたのだから看板取り外してもいいのにね
   誰も歩いている人はいないけどね」


  「この雨ではコスモスも駄目だね」


  「あなた、お風呂にでも行かない?」  

Posted by きんちゃん at 20:02Comments(0)趣味

2011年09月19日

彼岸とは幸福の境涯

  


  「あなた、明日は私の方の先祖のお墓参りに、付き合って頂けないかしら・・
   お寺にお塔婆頼んでおきましたから(全国一千ヵ寺2000円)・・
   23日のお中日は、あなたの方のお寺に行って、法話を聞いてからお塔婆を
   いただいて・・墓所に行く予定ね」


  「先月盂蘭盆会で行ったばかりだね
   春の彼岸にもお墓参りしているしね」


  「年に三回墓所に行くことになるかしら・・
   今年も彼岸花 咲いているかな」


  「仏道修行して、苦しみの境涯から自受法楽の幸せの境涯になるのが
   此岸から彼岸に渡ることなんだよ。

   方便の教えのように、死んでから極楽に行けると言われても信用できないし
   やはり正しい仏法の教えで、生きている内に絶対的幸福をつかんで
   死ぬときは成仏の相でいきたいね。

   地獄に行くか、極楽に行けるか、どの世界に行くかは閻魔様が決めてくれる
   そうだよ。
   行先は死相に現れているそうです。
   周りの人は、その姿をみて、その人の生涯の生き様を見ることができるそうだ」


  「私も、何人も成仏の綺麗な相をみたわよ
   色が白いし肌もきれいね。 本当に体が硬くならないのね」  

Posted by きんちゃん at 20:07Comments(0)愛の散歩

2011年09月16日

命を粗末にする人


  


  「あなた!  昨日は短歌会とお友達の通夜、今日は毎月のボランティア仲間の
   食事会、明日は葬儀と毎日なにかあるわね」


  「朝早いと涼しいね・・夜も寝る直前まで、開けっ放しだから・・
   大分眠りやすくなったね・・・コウロギが鳴いているしさ」


  「亡くなった人、明日お別れなんだけど、あんなに悩んでいたなんて想像も
   できなかった。
   幸せとばっかり思っていた。
   仲の良いお友達には本当の事を話していたかもしれないけど、我々仲間達も
   誰も気がつかなかったわね」


  「同級生の食事会となると、お互い張り合うことがあるから・・
   特に女のグループだろう、悪い事は表に出さないかもしれないね。
   気を紛らわすのに主人に内緒でお酒を飲んでいたんだろう。
   皮膚科にも歯医者にも、別の処が悪いかもしれないから診てもらった方が
   良いとまで言われておきながら、死ぬまで放っておいたんだろう」


  「そうなのよ・・残念ね!  もっと自分の命を大切にしないのかね
   バカな人だね。
   昨日娘さんに会ったら・・なかなか しっかりしていてね
   あとで 力になってやろうと思っているのよ」


  「そうしてやってくれ! まだ独身の娘さん二人では、おかあさんに
   亡くなられて不安がいっぱいだろうから・・」


  「娘さん、まだ顔に困った表情を出していないけどね
   あなた! 早く帰りましょう・・忙しいのよ」


    

Posted by きんちゃん at 20:07Comments(0)愛の散歩

2011年09月12日

補聴器の勉強

  


  「今日はお友達の芸能発表会で三組におつきあいして、夜は書道でしょう、
   もう空いている時はないから、明日合唱の練習のあと、補聴器のお店に
   一緒に行っていただけるかしら」


  「「ああ いいよ!  先日のお店では随分勉強になったね」


  「補聴器の専門店は、説明がみな少しづつ違うし
   何か ごまかされるような気がして 心配なのよ」
 

  「医者では、最初は片方の耳からと指導したけど、やはり片方で倍の力
   で聴くより、両方の耳で半分の力で聴く方がいいだろうと思うよ

   普通に聞こえるように、だんだん慣らしていく方法が本当だと思うな。
   店によって講釈が違うけど、

   よく話しが出来るために補聴器になれると言うのが気に入ったね」


  「貴方 頼むわね!」


   今日も、手を繋いで歩いているだけで、女は幸せになれるんだなあ・・
   と つくづく思うしだい     

Posted by きんちゃん at 20:06Comments(0)愛の散歩

2011年09月08日

お弁当と愛情


  


  「さっきのコンビニのお弁当美味しくなっかったから、今度来た時は
   ゆうすげ のレストランに寄ってみようかしら」


  「ご飯が普段食べている柔らかいのとは違うからな、しかたないさ
   でも恋人同士だったら美味しかった と言うよ」

 
  「そうよね、お料理の味なんか解らないわよ、きっと!」


  「そうではないよ、今日はいつもと違って、同じお弁当ではなかったから・・
   これは、どうのこうの と言いながら食べなかったでしょう
   旨い まずい も共有しないで、ただ黙々と食べていたでしょう」


  「そうね・・」


  「一緒の物を食べてないと、同じ立場にたてないよ、友達や友達夫婦を目指して
   いる人はいいけど、私達のように男女平等でありながら、日本文化の
   主と従の良い関係を保っていきたいと願う者には、大事なことなんだよ」


  「またまた、難しい話しがはじまったよ!」


  「愛情を育てると言うのは、大変だ!よね」


  「あなたは、年を取れば取るほど、愛情は深まると言うけど」


   

Posted by きんちゃん at 20:00Comments(0)夫婦の会話

2011年09月07日

大雨でマツムシソウあわれ

  


  


  


  「あなた、榛名の方好い天気よ・・すがすがしいわね」


  「本当だ! 秋空の青だね、榛名湖に行って見るか。雨が大分降ったから農林大学
   の山道を通って行くと土砂崩れにぶつかるかもしれないけど」


  「病院を11時に出て、45分で着いたね・・
   ゆうすげの道 水が溜まっているわよ」


  「マツムシソウがずいぶん咲いていたのね・・みんな みじめな姿になって・・
   もとに戻るには、ずい分かかるわね
   ススキも終わりの時期の姿になってしまって」


  「幾日も大量に降ったのだろう、空だけは、きれいだね」


  「もう、これ以上行っても大変だから・・来た道を戻りましょう。
   あなた、最初に来た時、霧がまいていて、マツムシソウを一本だけ見つけたわね
   覚えている?」


  「あの時は手を繋いでいた?」


  「あの時は抱き合うことがなかったから、おそらく
   手はつながないでしょう」


  「じゃー 人生のこの木道を 手を繋いで歩いて行こうか」  

Posted by きんちゃん at 20:21Comments(0)花を楽しむ

2011年09月01日

早く目覚めるように

  


   雨上がりの合間、セミが最後の力をふりしぼって鳴いている。
   ひさしぶりの大塩ダム散歩。


  「あなた、ミンミンが、もう疲れたって鳴いている?」


  「耳が悪いのに、よく解るね、相手がまだ見つからないんだろう」


   手を繋いでいると、若い時の熱いものとは違い、
   穏やかな心やすらぐ歓びが、伝わってくる。


  「あなた、お友達の病院、10時の面会に一緒に入れてもらったの・・
   まだ意識戻らないのよ。
   私が耳元で呼んでいたら、目をパチィと開けたのよ・・
   しばらく開けていたけど、焦点が無くてね5分ぐらいで、また目を閉じてしまって
   
   顔をそっとなでると、口をモグモグ反応するのね
   また目を開けたけど・・物を見てないのよね」


  「生死をさまよっているんだな・・・可哀そうに」


  「私達も、いつかはそうなるのよ」


  「一生懸命祈ってやろう」


  

Posted by きんちゃん at 20:10Comments(0)愛の散歩