自受法楽の境涯を求めて

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　　「棚の方は　まだこれかからね・・・」


　　「種類によって房の長さが決まっているけど　三分の一にも達していないね」


　　「ここに来ている鉢ね・・花芽だと思っていたのが　全然そうではなかったものね」
　　　原因が解らないと言っていたわね」



　　「藤の名前と特徴が書いてあると勉強になるけどと言ったら・・
　　　皆が市に頼んでくれないと・・駄目だと言っていたね」


　　「そうよ　職人が役所に話しても　予算がないから出来ないと
　　　言われるだけだと言っていたわね・・」


　　
　



　　  

　　


　　


　　「昨日　ボランティア仲間の食事会に出たでしょう・・・

　　　妙義に行ってきた人がいてね・・今　一番いいって」


　　「お友達　何人集まったの・・・」


　　「今回は　１１人かな、みんな年を取っていても　生き生きとしていたわよ

　　　生きがいがあるのよね」


　　「他人の面倒を見る人達だからね・・・
　　　他人のためになる喜びは、自分個人の喜びよりも大きいでしょうね」


　　「人間は　やっぱり・・そのように出来ているのね」


　　「しっかり運動して　筋肉を鍛えておかないとね・・・

　　　そこらじゅう痛くなるからね・・・」  

　　


　　


　　「物に捕らわれる　と言うのは、”着ていく物が無い”といつも私が騒ぐことですか?」


　　「そうだ！　おしゃれを楽しむ内ならいいけど・・

　　　いまのは　もう　飽きてしまっていやだとイライラしたり・・

　　　もっと良いものが欲しいと夢中に探し回る欲望のとりこなることだよ」



　　「そんなオーバーじゃないけど・・そういうことあるかも・・

　　　これが　ひどくなったら・・楽しいどころか苦しみになるわね・・

　　　他人の着ている物を見て悔しくなったりしたら・・もう・・不幸ね・・・」



　　「身分相応で納得の内に手を打たないとね・・

　　　自分を立派に見せる本物の飾りは、心の内から出てくる

　　　振る舞いや品格なんだからね」


　　「私は、まだまだ物や形にこだわっているところが

　　　沢山あるわよ・・」  

　　

　　


　　


　　


　　


　　


　　「今は　お金だけで幸せになれると思っている人はいないわよ・・・」


　　「だいたい　　そうなってきたけど、お金以外のものが大変なんだよ

　　　とにかく物に捕らわれてしまったら、幸せには絶対になれないでしょうね」



　　「物にとらわれない生き方と言うのが、私には難しくて　まだ良くわからないけど・・・

　　　子供とだって　うまくいかなければ駄目でしょう。

　　　どこか痛たければなおさら駄目よ。

　　　それで相手の監視付で自由がきかなければ　私なんか　とっても駄目よ・・・」



　　「そういう人はね　希望のかなった生活が出来てたとしても　一時的でね

　　　本当の幸せにはなれないね。

　　　本当の幸せというのは　病気をしていても楽しいと言う境涯でね　壊そうにも

　　　壊せない幸福境涯なんだよ」



　　「だから・・・そこが難しいのよ・・・

　　　今　修行中なんだからね・・・

　　　花　はえらいわね・・時期が来ればちゃーんと美しく咲くんだもの」


　　「我々も自然を見習ってね・・・
　　
　　　もっとも　その方法は仏様が　ちゃーんと説いてくれてるけどね」  

　　


　　「死ぬ時は　誰にも迷惑かけないで　しかも苦しまないで

　　　スートいけｔらいいわね」


　　「誰もそうありたいと思っているけど・・なかなか希望通りにはいかないのが

　　　世の常だね。

　　　だいいち　人の世話にならないで死ねると思っているのが間違いだよ」



　　「そうね　元気で生きてる時だって　人の世話になっているんだものね」



　　「お金持ちの人から相談を受けた実際の話だけどね、

　　　親戚の人が訪ねてきても　お金を持ていかれるんじゃないかって

　　　気が気ではないそうだよ。

　　　お金は　死んで持て行けないんだから　どこか施設でも寄付したらいいでしょう

　　　と言ってやったら　それも　もったいなくてできないと言うし・・・

　　　こんな苦しいことって・・ある　？」


　　「お金があっても苦しむのね・・・

　　　その時になれば　いろいろ心配事があるんでしょうね」  

　　


　　「


　　


　　「去年　来たときは、駐車場のとこは桜で真っ赤になっていたけど・・

　　　今年は　まだ咲かないようね」


　　「ピンクのアカヤシオが　見事だよ・・・」


　　「わぁー　ぱーっと明るくなっているわね・・ミツバツツジも咲いている」


　　「一年が経つのが早いね・・年をとればとるほど早くなるね」



　　「もうすぐ　来られなくなるわよ・・・いやね・・・

　　　介護しながらでも来られる内はいいけど・・・」


　　「仏道修行に励んで・・・死ねるまで楽しく散歩にきたいね」



　　「うまくいくかしら・・・」  

　　


　　　　


　　　　　久しぶりに藤岡市庚申山公園に運動に寄りました。

　　　　何時ものように手と手を取り合って　老老介護？で・・・

　　　　新緑の香を体いっぱいに吸収しながら・・・



　　「今日は　お弁当を持ってこないから　何処かお店に行きましょう

　　　・・・お水　持ってくれる・・・」



　　「外は涼しいから・・上着をひっかけた方がいいよ・・・」



　　「桜が周りの木の上に出ているので　下から花が良く見えないわね・・・」


　　「山桜は　また綺麗だね　周りの木々が新緑というより、芽生えたばかりだから

　　　白っぽくて　花が映えないね」


　　「それは　しかたがないわね・・・」






　　　


　　　　  

　　


　　　　今年の努力目標は

　　　　　　　世のため人のために尽くせる力をつけたい
　　　　　　　身体をもう少し元気にしたい
　　　　　　　もう少し若返りたい

　　　と大げさに三つ決めてあるものの・・・忙しすぎて何も手につかない。

　　　
　　　本も読めないし　運動もストレッチも　なかなか手につかないでいます。

　　　若返りの方は苦手なので　着るものを少し明るくするぐらいで・・あとは主人に

　　　お任せです。



　　　　　早速　お風呂に行ってきました。

　　　　身体を寄せ合って湯につかっている様子を　本当は書きたいのですが

　　　　・・また管理人に消されてしまうでしょうから・・・残念です。

  

　　


　　　　５日は　時々胃が差し込むので　お医者に行って薬をもらってきました。

　　　老人性逆流食道炎とかだそうです。

　　　薬のせいでしょうか　コタツで居眠りが出てしまうし　日中も眠くなるので

　　　車の運転には気を付けています。



　　「あなた　痛みは取れたんだけど　もう・・だるいのよ・・・

　　　手　足が重いったらないの・・・６年前の病気かしら・・・

　　　ネットで調べてくれる」



　　「一応　調べて見るけど・・６年前だって医者では解らなかったんだから・・・

　　　今やっている対処の仕方で十分だと思うけど」



　　「老人性何とかと言うんなら・・あきらめもつくんだけど・・・

　　　これから出かけますから・・調べといてね　お昼過ぎは短歌会で

　　　５時まで　ビッシリだから・・よろしくね！　」

　　　  

　　


　　


　　


　　
　　　千本桜


　　「あなた！　　法然も親鸞も死ぬ時は　どうでもいいのね・・・

　　　死んでから阿弥陀仏のところで幸せになれると言うんだからね・・信じられない・・・」



　　「仏様（釈尊）の教えとは正反対だね・・・

　　　仏様の真の教えである法華経は　難しいから捨てておいて、衆生を法華経に導く

　　　ための方便の仮設である浄土の三部経を最高として信じているわけだから・・・

　　　経文通りに地獄に落ちるのも当然だろうね」



　　「仏様が法華経を説く時に、今までの４２年間はまだ真実を顕わさなかったと

　　　無量義経で説いているし、法華経方便品で　”正直に方便を捨てて但無上道を説く”

　　　と説いているわね」



　　「法華経が解き明かされた後は　家を建てた時の足場と同じで　４２年間の方便の

　　　教えは取り去らなければならないわけだ。

　　　だから浄土三部経も捨て去るべき方便経だよね

　　　阿弥陀仏というのも釈尊の作った架空の仏だし　極楽浄土も架空のもので

　　　この宇宙には存在しないですね」

　　　


　　





  

　　


　　「そうよね　苦しい死に方をすれば地獄に落ちるし・・・

　　　幸福になって成仏の境涯で死ねたら・・・そのまま来世は

　　　良いところに生まれて　幸せな境涯になれるでしょうね」



　　「そうだよ　死　は夜寝るのと同じでね　夫婦喧嘩をして寝れば

　　　朝目が覚めて　またその続きをやるでしょう

　　　生命が今世でお終いなら　それでいいけれど・・・

　　　また生まれ変わってくるわけだけら・・・」



　　「生まれてくる時は　すでに差別で生まれてくるのね・・・

　　　山の中に生まれてくる人もいるし　町に生まれる人もいるし・・

　　　貧乏の家に生まれる人　財産家の家に生まれる人　器量よく生まれる人

　　　病弱で生まれる人・・・

　　　あ・・ぁ　　私なんか何にも恵まれるものが無かったよ！　

　　　他人がみな　うらやましかった。


　　　でも今ある幸せは　無論周りの人のお蔭もあるけど　・・大人になりながら

　　　自分の努力で積み上げてきたものの結果の姿であるけど・・・

　　　努力の甲斐があったことは護られていたと言うことね」



　　「努力の報われない人もたくさんいるわけだからね・・・

　　　美人に生まれたからといって幸せになるとは限らないし・・・

　　　過去に作った原因があって　縁にふれて　この世に出てくるわけだから・・・

　　　　
　　　同じお母さんのお腹から生まれても　兄弟みな命が違うわけだよ

　　　顔や体質は親子だから似ているところがあるけど　みな別々の人格なんだよ

　　　親が子供を作ったわけではないんだから・・・

　　　人間の力では　アメーバーの小さい命さえ作ることが出来ないそうだよ

　　　過去に作った原因（業）によって結果として不平等に生まれてくるわけだよね」



　　「やはり　あなた！　今世で幸せになれなければ・・・来世　幸せになれないのね」


　　「だから人生の目的は幸せになることなんだよ・・

　　　成仏の境涯が人生の目的なんです」


　　

  

　　
　　　高いところから


　　


　　


　　「あんな高いところまで登って　腰が痛くならないかしら・・」


　　「帰る時に　よくストレッチ運動しておこう・・・乳酸をためないで済むから・・・

　　　お風呂でてから・・いつも痛くなるところ擦っておけばいいだろう」



　　「岸恵子の”わりなき恋”　読み始めたけど・・・

　　　７０過ぎてから・・あなたの言うように熱愛ができるのね・・・

　　　本当に驚いたわ・・・」



　　「僕が普段言っていることは　もっと凄いことなんだよ・・・

　　　本では女医さんとこに相談に行く場面がでてくるけど・・・

　　　あの　アダム徳永先生の教えを実行すれば・・・医者に行くこともないし

　　　あえて恋人をつくらなくても　自分の相手が世界最高の恋人に

　　　なってしまうでしょう・・・どう！・・・」



　　「う・・・ん。。。　難しいところね・・・

　　　もう少し若い内から・・実践してればね・・・

　　　でも　そうかもしれないかな・・・」



　　「浄土信仰じゃないんだからね・・・

　　　今　生きている内に幸福も地獄もあるんだからね」