自受法楽の境涯を求めて

　　


　　「ここの処　少し何かしても・・息苦しいのよ・・・
　　　それで今日　富岡総合に行ってきたの」


　　「ちょうど夜のテレビで、心電図だけで異常がないと言っても
　　　狭心症や心不全は安心できないと言っていたでしょう」


　　「そうなのよ・・先生にテレビのこと話したら・・
　　今日は何人も同じことを言う人が来たと言っていたわよ」


　　「それで異常なかったんだろう・・
　　　もっとも異常無しは、病気ではないの意味ではなく
　　　その時は異常がないと言う事だそうだ」


　　「私は　肺のレントゲンを撮ったでしょう・・・きれいな白い肺だったわよ・・
　　　それから採血と心電図とエコー検査をやったのよ・・・お昼までかかってね・・

　　　まず心不全の心配はないそうよ・・貧血ナシ　肝臓はヨシ　蛋白（栄養）ヨシ
　　　腎臓もヨシ　悪玉コレステロールもヨシ　炎症もナシ・・
　　　他の数値も全部基準値に入っているの・・・

　　　先生がね・・残念ですけど病気ではありませんーですって！
　　　運動不足が原因で息切れがするんだって・・・」


　　「思ったとうりだ！　　ずいぶん元気になったね・・・」

　　「お陰様で・・幸せな毎日を過ごしてるからよ・・・」