自受法楽の境涯を求めて

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　　いつものように二人で手を繋いで、公園の散歩　

　　お互いの心が暖かく伝わってくるようでした。


　　


　「もうだいぶ散ったね」


　「あなた、昨日の話に似てるんだけど、お友達の御主人も学校の先生をやっていたのよ。

　　今はもう外から見た限りでは、うらやましい幸せな生活よ。

　　奥さんは、先日四人で香嵐渓に行ったメンバーの一人よ。

　　その御主人のいわく”平和な世界を作ってくれる子供を育てるのが、私の持って

　　生まれた使命と思って、教育の仕事に携わってきた。

　　それでも仕事は生活をしていくための糧であり、生きていく目的ではない。

　　その仕事を通して、日々の幸せや、苦しみを味わいながら成長してきた。

　　その間、楽しい人との付き合いもあり、読書も趣味もあるけど、みな自分を磨くために

　　役に立ち、最高の幸せを得るための手段であった”と話してくれました」


　
　「やはり最近は、仕事や物質的豊かさや、一流になりたいや、地位い、名誉などに

　　幸せを求めるのではなく、心の充実感、心の幸せを求めるようになってきたんだね。

　　いい家も、いい車も一時は幸せでも欲望には限りがなく、また次の欲望が頭をもたげて

　　くるから、それがまた悩み苦しみを生んでいってしまう」



　「幸せは人や物から与えられるものじゃなくて、自分の心から湧いてくるものなのかしら」


　「自分の心を変えていかなければ、成長させていかなければ

　　ならないそうだ」


　「今日は早く帰って、頭染めてくれない？」


　「やだなー・・」




　　  

　　


　　


　　


　　


　　

　　イチョウ並木は残念・・一週間早ければ良かったのに

　　でも楽しかった、手を繋いで歩けるなんて最高！


　　


　「あなた！　そこの　お城のトイレに寄って帰りましょうか

　　途中来る時見た大きい花屋さんに寄ってね！

　　シクラメンとパンジーを買っていきたいの・・バラもあったわね

　　誰も見ていないから・・はやく！　・・チュ！！」

　　


　　  

　　


　　家のモミジもこんなに赤くなりました。

　　かわいい孫娘が「おばあちゃん！　電話！」


　　一人暮らしのお友達からです。

　　様子を見ていたんだけど、顔にもブツブツができて、腫れっぽいのでーどうしよう

　　と言うのです。いろいろ話したけれど熱もあるようなので、結局病院に連れて行って

　　やることになりました。

　　いつものこと、薬を貰って様子を見る以外ないのです。

　　終わったら、お昼を回っていたので、途中でパンを買い、お友達の家で一緒に食べて

　　家に帰っていると時間が遅くなるので、そのまま約束している友達の国立病院へ

　　お見舞いに向かいました。


　　帰りが遅くなると、陽が早いから怖いし、国立は昔行ったきりでその後行ったことが

　　ないのです。建物が新しくなった事だけは聞いて知っていましたけど・・

　　不安の気持ちを抑えて、勇気を出して、何とかなるだろう・・


　　思ったより楽に着くことができ、おもわず「無事に着きました」と主人にメールを

　　打っていました。


　　お友達は親の代からのお付き合いで、御主人が酒飲みで事故ばかり起こしていることに

　　悩んでいました。御主人は世話になるからと言って、作った野菜を持って来てくれた

　　のですが、先日のどの痛みで医者に行って偶然ガンが見つかり、胃の全摘出手術に

　　なったのです。病室に行ったら、もうすっかり回復して元気にしていました。



　　手術前に、酒が飲めなくなったら死んだ方がましだと嘆いていた顔ではなく、

　　楽しく歩く練習をしていたそうです。

　　ベット数が足らないのでしょう、リハビリなしで退院させられるようです。

　　帰りは奥さんと一緒にかえってきました。

　　途中お使いをして、嫁の喜ぶお菓子があったのでそれも買って家路を急ぎ

　　ました。

　

　　

　　  

　「今月はまだ遠出が３か所よ、横浜の法事、大宮のお見舞い

　　香嵐渓のバスツアー(私の女友達４人）、私の方はボランティア仲間の食事会

　　同級生の食事会、合唱の会、書道の会、短歌会、仲間と紅葉狩りと食事

　　あなたと散歩してる時間がないわよ」


　「私の方だって忙しいけど、夕方１時間ぐらいは運動できるから、まだましだね」


　「今別々の部屋で寝ているでしょう、トイレに２時ごろ起きてしまうと、そのあと

　　眠れないのよ、だから起きる時寝足んなくておおごとなのよね」



　「私は何年も４時起きだからね、５時半まで学習してから一緒に掃除、勤行、

　　５時２５分みんなの体操と筋肉トレーニングだろう

　　そのあと嫁が用意してくれた食事を二人でいただいて、洗濯は嫁さんがして干して

　　くれるんだから、楽なもんだね、あとは、それぞれ自由に出かけたり

　　すればいいんだから・・」



　「昼食は、あなたと別々が多いけど、夕食は私がちゃんと作るんだからね」


　「忙しいのに大変だから、お使いは少し手伝えるからね」


　「一人でいるお友達も、眠れないって言ってたわね、どう話したらいいか後で教えて

　　その人、ちょっと困ったことがあると直ぐ電話してくるから・・一人でいると心細い

　　から・・少しでも力になってやりたいのよ、

　　帰って来たらね・・じゃー　　出かけてくるわね・・」


　「気をつけて・・・いってらっしゃい！」  

　　明日から二人とも忙しくなるので、今日一日私の愛車で
　
　　下久保ダムの上の城峰公園を回ってきました。


　　


　　


　　


　　


　「紅葉は去年来たよりいいわね、あと一周間ぐらい大丈夫ね」


　「春の桜に比べて一つ一つは綺麗だけど、花弁も小さいし

　　枝に着いている花の数が少ないから・・寂しい感じだね」


　　


  

　　昨日は、お友達を連れて熊野皇大神社から雲上池帰りは碓氷湖と

　　主人と先日来た同じコースを通って、回ってきました。

　明日は登山友達と赤久縄山に行く予定になっているので、今日は朝早くから

　彼を連れだし、例の愛の館で思う存分楽しんできました。


　　藤岡にお使いがあるので、お昼は庚申山に寄って誰もいないサッカー場の芝の上で

　　彼は主人と将来を語り合いながら、楽しく　いただきました。

　　食事中、運動してる人が挨拶していくので、私たちも荷物を車に戻して

　　見晴らし台の方から回ってきました。


　　


　　少し色ずいてきましたが、今年はあまり綺麗ではないようです


　　


　　遊園地は昔のものが全部取り壊され、新しい滑り台が新築中でした

　　池には、もうカモがたくさん来ていて、静かな陽ざしの中で羽をバタバタ

　　させて水浴びをしていました。