2014年12月20日
修羅界の人
「修羅界(しゅらかい)というのは・・常に人との勝敗を意識して競い合い
勝とうとする心が強い境涯なんだよ・・・
仏法では・・諂曲なるは修羅 といいますね
諂曲というのは・・自分の意思をまげて・こびへつらう・ことと辞典にあるけど
諂(てん)も 曲(ごく)も・・心 が曲がっていることで・・・
諂い(へつらい)とは・・
自分の本心は見せないで・・従順を装うことです・・・
つまり この境涯の人は、自分を良く見せるために・・表面は人格者や善人を
よそおい謙虚な素振りをするけど・・・
内面では・・自分より優れた者への妬み・悔しさに満ちていますね」
「心 に裏表があるのね・・・
そういう人いるわよ・・・
何かにつけて・・不始末があると人のせいにするのね・・・
人を批判したり憎む人は・・・
結局 自分の首を絞めることになるのよ・・・」
「人を憎めば・・自分の欠点も見えなくなって・・道を見失ってしまうでしょうね
地獄・餓鬼・畜生の三悪道 は煩悩や本能に振り回されているけど・・
この 修羅界 は・・善も悪も 自我意識が強いのが特徴ね・・・
この四つの境涯は・・必ず 不幸な原因を作ってしまうけど・・・
その境涯が強い時は・・・
きっと 恩 を知ることもなく・・感謝の心も湧いてこないでしょうね・・・」
「そういうことに・・なるかしらね・・・」
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Posted by きんちゃん at 08:47│Comments(0)
│仏の教え