自受法楽の境涯を求めて

　　「貴方　心を磨く と言うことは どう言う事なの…？」


　　「自分を磨いて 自分が変わらなければ 物事は何も解決しないでしょう・・・

　　　悪い原因を 皆 人のせいにしていたのでは、何時までたっても 自分を成長させる

　　　ことは出来ないでしょう。

　　　心を磨くと言うのは、心の鏡を磨くことだから・・・

　　　もし その鏡が曇っていたら 自分を見ることも出来ないし 人も見ることが出来ないでしょう。

　　　自分の事は 解っているようで・・なかなか解らないと思うよ・・・

　　　仏様の教えの中に　”まつ毛の近き と虚空の遠きは見ることが出来ない”

　　　と言うのがあるけど・・・

　　　自分の睫毛を見ることが出来ないと言う意味だろう・・・

　　　つまり 自分の心が見えないと言うことでしょう・・・

　　　姿を映す鏡は あるけど、自分の心を映す鏡は、どの人も持っているのに

　　　使わないので・・曇ってしまって役に立たないのでしょう・・・

　　　だから　もし曇った鏡を磨くことができたら・・どんなにか 素晴らしいことでしょう・・・

　　　自分を良く見ることも出来るし・・人を見ることも・・世間を見ることも

　　　出来るようになるでしょうね・・・」


　　「わかったわ・・”南無妙法蓮華経と唱えるを磨くとは言うなり”　の言葉通りね・・・」


　　「これ以外に磨ける方法があったら　ぜひ教えてもらいたいね・・・」


　　　
にほんブログ村